もう過去の話になってしまったが、女優の佐々木希(ささきのぞみ)と結婚した芸人の渡部健(わたべけん)が複数の女性と不倫していた、というニュースが世間を騒がしたことがある。
芸能人や著名人の不倫報道があるたびに、世間では大きな議論が巻き起こる。
という、わたしのような過激派の意見から
という、不倫・浮気容認派までさまざまな意見が存在する。
しかしわたしは以前から一貫して、
「一度でも浮気・不倫をした人間は、少なくとも恋愛や結婚においては二度と信用すべきではない」
という考えを持っている。
もちろん、人にはそれぞれ事情があるだろう。
しかし、「事情があること」と「信用できること」は全くの別問題である。
本記事では、なぜわたしがそう考えるのか、その理由を順を追って説明していきたい。
不倫は犯罪ではない

まず確認しておくが、不倫は犯罪ではない。
犯罪とは、
刑法に違反し、刑罰の対象となる行為
を指すが、不倫については刑法で定められていないので罰則もない。
不倫とは犯罪ではなく民法上の不法行為にあたるとされている。
不貞行為(肉体関係)は不法行為の一部
つまり「罰則は無いが離婚訴訟の際などに損害賠償請求の対象となる行為」ということになる。
また、性的な関係があった場合のみ不貞行為にあたるので、メールや電話でいくら親密な関係を築いても法律上はセーフらしい。
こんなメッセージのやり取りを発見されても法律上はセーフなのである。
夫「実は君のことが忘れられないんだ。」
女「わたしもそうよ…でもあなた既婚者じゃない。」
夫「妻よりも君のことが好きなんだ。大好きだよ♡」
女「あらーうふん♡私たち相思相愛ね」
わたしは専門家では無いので深く理解しているわけではないが、大体こんな感じの認識でいいだろう。
不倫は犯罪ではなく「不法行為」、実際に肉体関係があって初めて「不貞行為」が認められる。
では基本を押さえたところで次のお話に移ろう。
人間の三大欲求
よく不倫・浮気を肯定する人間の言い訳として
「性欲は三大欲求の一つだから不倫するのも仕方ない」
というものがある。
まずはこのチープな言い訳に対して論破してみたい。
三大欲求と言えば、
- 睡眠欲
- 食欲
- 性欲
と言われることがあるが、よく考えたら明らかに性欲だけは別次元にあることがわかって頂けるだろう。
睡眠欲

まずは睡眠欲。
これは誰がどう考えても三大欲求の一つと言っていいだろう。
不眠状態のギネス記録は、1964年にアメリカの男子高校生が打ち立てた264時間25分(11日と25分)らしい。
人類最長の不眠記録ですらわずか11日と25分である。
眠気に耐え切れずに授業中に居眠りしたことがある、という経験をした人も多いのではないだろうか。
いわゆる「寝落ち」というやつだ。
わたしも学生時代はよく寝落ちしていた。昼食後の授業などでは特に、気付けば寝落ちしており、先生に注意された際には開き直って「もうこれは無意識なんだから仕方ないだろ。抗えるものではない。」とすら思っていた。
人間は一切眠らない状態が長く続くと死ぬ、と言われている。
食欲

断食のギネス記録は、1971年にスコットランドの男性が打ち立てた382日間(1年と17日)らしい。
水も飲まないガチ断食の最長記録は18日である。
当然だが、ずっと何も食べなければ死んでしまう。
性欲
さて、本題の性欲に移ろう。
人間の三大欲求には逆らえない、という人間がいるが
人間はずっと寝れないと死んでしまうし、ずっと何も食べなければ死んでしまう。
それに対して、性欲はどうだろうか?

ギネス記録を確認するまでもなく、人生で死ぬまで性交渉を行わなかった人間なんて星の数ほどいるだろう。
もちろん性欲も人間にとって重要な欲求である。しかし、「子孫を残す」という面では重要でも「生命を維持する」という観点では睡眠や食欲とは明らかに性質が異なる。
つまり性欲を満たす行為というのはいわゆる「贅沢病」みたいなもので、「無くても困らないが、あった方がずっと良い」くらいの感じではないだろうか。
以上がまず大前提の話である。
浮気・不倫は中毒性がある
わたしが、「一度でも浮気・不倫した人間は信用すべきでない」と思う最大の理由は、
浮気・不倫は中毒性があるから
である。
生まれてから、何事も初めての経験というのは緊張するし、違う世界に一歩踏み出すのもある程度の勇気が必要である。

例えば小中高大の入学式や初登校日、新しい習い事の初日、初対面の人たちと顔を合わすのは非常に緊張する。
どんなことでも、初めの一歩を踏み出すのが最もハードルが高いのである。
(学校の場合だと)初登校日から1ヵ月も経てばほとんど緊張せずに当たり前のように登校できるはずだ。登校初日より登校2ヶ月目の方が緊張するなんて人はいないだろう。
不倫をしている人も、初めは緊張したと思うし罪悪感もあったと思う。
しかし「0から1回目」のハードルをクリアした人にとって「1回目から2回目」のハードルはそんなに高くないだろうし、「2回目から3回目」に至ってはもう慣れっこ同然であろう。

つまりわたしの中には、
「0回と1回」は全く違うが、「1回と2回」はそんなに変わらない
という考えが根底にあるのだ。
「一度不倫がバレて後悔しました。二度とやりません!」という、心から反省して生まれ変わる人もいるとは思うし、そうであると信じたい気持ちはある。
しかし「1回目の最大ハードルをクリアしたコイツにはまた浮気されるかも」という不安(リスク)を考慮すると、少なくとも「今まで一度も不倫・浮気なんてしたことがない」人間を見つける方がリスクマネジメント的にもよっぽどいいと思っている。
パートナーの不倫・浮気を知った上でも許して関係を続けるのは本人の意思なので、そこは尊重している。
どこからが浮気・不倫?
これも様々な意見があると思う。
あなたは恋人がどこまでしたら浮気・不倫だと思うだろうか?
これは生まれ育った環境や文化、教育などによってまちまちだろう。
ちなみに欧米人はスゴイ。欧米人の友達(女性)が言ってた、「恋愛感情が全くない普通のトモダチ同士でどこまでするか?」について
スペイン人の友達曰く、「友達同士の男女でも手を繋いで歩くとかチークキスは普通」とのこと。まあチークキスに至ってはただの挨拶なので。
ベルギー人の友達曰く、「友達でも手くらい繋ぐし肩も抱くわ。手を繋ぐことによって、ヒールを履いている女性が倒れないように男性がサポートしてくれてるの」と言っていた。
ほとんどの欧米人が、男女間のハグは普通。至って普通。挨拶やもんと言っています。
実際にわたしの妻はヨーロッパ人だが、確かに友達や家族とのスキンシップの深さには驚かされる。
わたしの妻も欧米人だが、実際に妻の実家に伺った時には、初対面の人でもチークキスやハグの嵐だった。
若くて可愛い女性から渋めの男性、果ては老人たちまで、出会いの挨拶と別れの挨拶の際は体をギュッとハグしたりとかとても頻繁にあった。特にモデルのようなブロンド美女とハグした際には「おー、挨拶でこんなことできるのか。こりゃあいいな」と思ったのを覚えている。
(妻がこのブログに辿り着かないことを祈っている)
さて、では日本ではどうだろうか?
普通の日本人なら、自分の旦那や奥さんが知らない異性と手を繋いで楽しそうに歩いてたらほぼ100%浮気・不倫と断定するだろう。
まさか「あー仲の良い友達ができたんだな。」とは思わないだろう。

中には「異性とは一切連絡したらダメ」みたいな極端な条件を突き付けてくる人もいるかもしれないが、それは少しずつ理解させていくべきだろう。
なぜならそれは不可能だから!!
法律上「不倫=肉体関係の有無」としか定まっていないのなら、「〇〇以上は不倫行為だよね」と結婚時・付き合い始めにカップル間で定義を定めてお互い拇印しておくくらいの方が良いと思っている。
法律が守ってくれないのなら自分たちで防御壁を築いておくべきである。
不倫肯定派の意見
そりゃ、わたしの周りにも不倫・浮気している人間はいる。知らないだけでもしかしたら信頼している友人、先輩や後輩もそうかもしれない。
それはわからないが、素直に声を大にして言おう。
一度でも浮気・不倫をした人間は信用するな!
ということで、浮気肯定派の人間の意見を調べてみた。
- 人生は一度きり!感情を優先してこそ本当の幸せが見えてくる
- 最終的に家庭に戻るならいいでしょう?
- 不倫は古今東西受け継がれている文化
- 不倫される側にも問題がある
- 肉体的なつながりだけだから
- 不倫はむしろ家庭円満の秘訣だから
- 単なるストレス発散だから
- ばれなければ良いから
(出典:不倫を肯定する人の意見!聞いてみない?なぜ不倫を肯定する?その考えかたとは、「○○だから不倫は仕方ない」不倫肯定派たちの意見と本音とは)
この中に一つでも「確かにそうだ!」と納得した理由があっただろうか?
わたしはどの意見を見てもあほらしくて笑ってしまった。
こういう人間には「社会的信用を失う」だとか「バレた時のリスクが大きすぎる」とか言ってもダメだろう。
以下のようにすると、自然で読みやすくなります。
おまけ~事実婚の多いフランスでは~
もちろん、不倫や浮気は世界中どこにでも存在する。
特にキリスト教のカトリック信者は離婚が認められていない。
カトリック大国のフランスでは、法律婚だけでなく事実婚(PACSや同居)を選択するカップルも多い。日本人からすると、「結婚という法的な拘束がないのなら、気が変わればいつでも別の相手へ乗り換えられる。つまり浮気や不倫もしやすい制度なのではないか」と感じる人もいるだろう。
そこで以前、フランス人の友人(友人女性)に率直に聞いてみた。
「事実婚ってことはさ、結局一人を生涯のパートナーに決めない。つまり不倫・浮気し放題の制度とも取れるんだけど。もし最初から浮気や不倫をするつもりがないなら、正式な手続きを踏んで結婚すればいいんじゃないの?」」
「ヨーロッパ人は日本人よりも性に対してオープンでアッサリしてるし考え方が全く違うからね。事実婚ってのは確かに「もし気が変わったら、いつでも乗り換えできますよ。だって私たち結婚してないもん」っていうことなんやけど、実際は結婚と変わらへんのよ。みんな誰しもがパートナーに対して自分以外の人とはそういう関係になって欲しくない、と当然そう思ってる。決してフランス人が浮気・不倫に寛容とかフランス人が尻軽、ってわけじゃないよ。」
この言葉を聞いて、わたしは少し考えを改めた。
制度が違っても、人がパートナーに求める「誠実さ」は日本もフランスも大きく変わらないのである。
むしろ、結婚という制度の有無よりも、互いの信頼関係をどう築くかの方がはるかに重要なのだろう。
不倫撲滅系Youtuber
最近、YouTubeでほぼ毎日のように視聴しているコンテンツがある。
それが、「ジャックポット」と呼ばれる不倫撲滅チームの動画である。
視聴者から寄せられた浮気・不倫案件に自ら介入し、不倫当事者や不倫相手と真正面から向き合って追及していく内容だ。
わたしが興味深く感じるのは、不倫が発覚した瞬間に見える人間の本性である。
まず99%の人間は最初は嘘をつく。
そして嘘が突き通せないと思うと、ある者は泣き崩れ、ある者は逆ギレし、ある者は淡々と謝罪する。
多くのケースでは離婚へと発展するが、その過程でもさまざまな人間模様が見えてくる。
「子どもなんかいらない。お前が育てろ」と無責任な言葉を吐く親もいれば、「お願いだから離婚しないで。子どももまだ小さいし、今回のことは水に流してまた家族で一緒に暮らそう」と、自分が犯した裏切りを軽く考えているバカもいる。
こうした動画を見るたびに、わたしは改めて思う。
世の中の不倫がすべて明るみに出ることは現実的ではない。しかし、少なくともパートナーを裏切り、不貞行為を隠している人間には、それ相応の責任(制裁)が伴うべきではないだろうか。
一視聴者であるわたしにできることは何もない。
それでも、これからも少しでも多くの不倫案件の真実が明らかになり、被害を受けた人が救われることを願っている。
おわりに
浮気や不倫に対する価値観は人それぞれであり、何をもって裏切りと考えるかも人によって異なる。
それでもわたしは、恋愛や結婚は信頼の上に成り立つものだと考えている。
不満があるのであれば、まずは話し合う。それでも解決しないのであれば、別れる、あるいは離婚してから新しい恋愛を始めればよい。
順序を守ることが、相手に対する最低限の誠実さではないだろうか。
この記事が、浮気や不倫について改めて考えるきっかけになれば幸いである。




以前は、不倫肯定派の意見を一つひとつ取り上げ論理的に論破していくという章を設けていた。
しかし最近は、ChatGPTに「この不倫肯定派の意見を論理的に論破して」と入力するだけで、非常に完成度の高い反論が返ってくるようになった。
そのため、同じような内容を長々と掲載する必要はないと判断し、この章は思い切って削除した。