さて、現在6種類のマットレスを保有する(自称)マットレス研究家のわたしだが、今回の記事ではその中でも最も愛用しているエアマットレス、「GEAR DOCTORS」社の Apollo Air (アポロ・エアー)を紹介する。

このApollo Airは一番直近で手に入れたマットレスなのだが(記事執筆当時)、めちゃくちゃ気に入っている。
やっと出逢えたね。もう離さない❤️
そんな気分だ。
過去に使用していたマットレス計10点くらいの中でも最良で、本当に買って正解だった。

わたしはバックパッカーとして寝袋やテントを背負って世界中を周ったり、日本国内では冬山やキャンプ場でテント泊をしている。

そんなライフスタイルのわたしが本記事で紹介するエアマットレスは主に、
など、軽量&コンパクトさが重要な場面で最良の選択だと言える商品である。


重さや大きさをさほど気にしないで済む「車中泊」や「自宅使用」の場合にはベストな選択では無いかもしれない。
とは言え「お金ないからどれか1つだけ選んで」と言われれば迷わずに選ぶのがこのApollo Airちゃんだろう。
いずれにしろわたしが現在保有しているマットレス6点の中では最も平均点が高く、
「春夏秋冬いつでも使えて様々な用途に幅広く対応できる」
という点でApollo Airを強くおススメする。
わたしが感じたApollo Airの特徴をまとめてみた。
- 軽量&コンパクト
- 断熱性能が高い(R値5.2)
- 厚みがあり寝心地が良い
- 生地が丈夫で耐久性が高い
- 修理キットが付属されている
パパっとだが、1つずつ紹介しよう。
①軽量&コンパクト
本製品、本当に軽量でコンパクト。
収納時の大きさ:21.5cm×10cm(1000mlのペットボトルと同じくらい)
本体重量:475g(500mlのペットボトルより少し軽い)
Amazonの商品紹介ページには「500mlのペットボトルを持ち歩くだけ」と書かれているが、実際は1000mlのペットボトルと同じくらいの大きさだった。

大きさを比較し易いように、500ml&1000mlのペットボトルと並べて撮影してみた。



どうだろうか?
どう見ても「500mlのペットボトルと同じ大きさ」ではない。
こういう詐欺広告はマジでやめて欲しい。

1000mlのペットボトルと同じ大きさとは言え、Apollo Airは押し込んでも形を変えてカバンに入るしそもそも超軽いのでその大きさを感じさせないのが嬉しいポイントと言える。
コンパクトで軽量、この2点は外せない。
豆知識だがエアマットレスを膨らませる際に口でフーフー息を吹き込むのは厳禁だ。
呼気には水分が含まれるので、生地の素材がその水分で加水分解されて劣化が早まってしまう。
空気入れは、手のひらに納まるサイズの電動ポンプ「FLEXTAILGEAR」社のTINY PUMPが超おススメだ。
」
様々な口に対応し、USB充電式でパワフルで非常に使いやすい。
TINY PUMPのレビュー記事はこちら。
※2023年5月19日追記
最近購入したTINY PUMPの兄貴的存在のEVO(エヴォ)が風量や持続時間などの面で非常に優れていたので、迷っているならEVOを買った方がいい。
TINY PUMP同様にうるさいのだけは難点だが、とは言えマジで優秀だった。
②断熱性能が高い(R値5.2)
エアマットレスの重要な役目として、床からの冷気をいかに防ぐかが挙げられる。

マットレスの断熱性能を表す基準としてR値(=R-Value)が有名だ。
R値
R値(熱抵抗値)は、スリーピングマットがどのくらい熱を逃さないか、つまり断熱力を評価する指標。
R値が高いほど、そのマットは断熱力が高いといえる。
ただし熱を産み出すわけではないので、下がった温度を上げることはできない。
Apollo AirのR値は5.2ということで、以下の表から厳冬期でも耐えれそうということがわかる。

R値は足し合わせることが可能なので、R値5.2のApollo Airの上にR値2.2のサーマレストを敷いた場合、なんとR値7.4になる。
話が脱線して非常に恐縮だが、実はわたしがエアマットレスを研究しようと思ったのはある辛辣な経験があるからである。
よければわたしの遠い記憶の昔話(原体験)を聞いて欲しい。
2018年1月4日に「サンタクロースの故郷」として知られるフィンランドの北極圏の町『ロヴァニエミ(=Rovaniemi)』を訪れた。
フィンランド式サウナを体験し、サンタクロース村で本物のサンタクロースにお会いし(※諸説あり)、レストランでトナカイのステーキを食べた。
サウナ後でポカポカであろうわたしは、その日の夜はテントを張らず野宿の予定だった。

誰にも見つからない場所でR値2.2のマットレス「サーマレスト」を雪の上に敷いてNANGAの高級ダウンシュラフで野宿をしたのだが、地面の雪に体の熱が奪われ過ぎて低体温症で死にそうになったのである。

「高性能な寝袋だけあれば大丈夫」と思っていたが、勉強不足だった。
もしあの時にR値5.2のApollo Airがあれば…
帰国後、エアマットレスの研究を始めたのは言うまでもない。

サーマレストという製品が悪いわけではなく、使う季節と場所を間違えたわたしが悪かったのである。
予想通り、雪の上に直接Apollo Airを敷いても地面の冷気を感じることは全くなかったのである!!!

まあそんな理由で、エアマットレスの研究を始めたのだった。
エアマットレスに付随して、寝袋の選び方を紹介している記事もあるので興味ある方は是非!
2023年1月中旬にお届け予定のNANGAのシュラフ(Aurora Light 900 DX)めちゃくちゃ楽しみだ。ウキウキワクワク。
(商品到着後)高断熱で軽量コンパクトで非常に素晴らしい製品だったが、羽毛の獣臭さが少し強くてそこだけ頭を抱えている。
③厚みがあり寝心地が良い

エアマットレスのもう一つの重要な役目、それは地面の凹凸をなるべく均(なら)して快適な寝心地を確保することである。
Apollo Airの場合、膨らんだ際の厚みが8.1cmということで、最低限凹凸を均せるくらいの厚みはある。

現在わたしが所有するマットレスの中では厚さ8.1cmというのは決して特筆すべき分厚さではない。

厚み8.1cm以上の商品は他にもいっぱいあるのだが、膨らむ厚みが大きければ大きいほど、どうしても収納時のサイズがでかくなってしまうというデメリットもある。
しかしApollo Airは厚みと収納サイズのバランスが絶妙なので冒頭で「平均点が高い」と表現したというわけだ。

右2つと比べると収納時のサイズも重さも桁違いだ。
ヨーロッパを車中泊しながら旅行していた時も、車内で快適に過ごすことができた。

「デカくても重くてもいい、とりあえず分厚くて就寝時の快適性が最高の商品を!!」という方にはApollo Airは向いてないとは思う。
④生地が丈夫で耐久性が高い
わたしが今まで安物のエアマットレスしか使用してなかったからだろうか。
ぱんぱんに膨らんだApollo Airを触った時の、生地のしっかり感には驚きを隠せなかった。

一応購入前に商品紹介ページで確認はしていたのだが…。
以下、商品紹介ページより抜粋。
【当社比2.5倍の 高強度で長持ち 】
秘密は「3層構造」と「コーティング」
マット中央部の仕切りで層が別れることによって、強度と弾力感を実現。
また、コンテナ船の船底にも使用されるELAST-O-COATを表面に施しています。
防水性に優れ、擦れ帽子や破れにくい、通年使い続けられるギアとして選ばれています。
それにしても「当社比」とか「当社調べ」って世界で一番信用できない文言である。
この商品のリピーター率は98%(※1)
多くの方々にご愛顧頂いています!!
(※1 当社調べ)
みたいな。
しかしこのApollo Airは本物だった。汎用品と比べて2.5倍の強度があるかは知らないが、本当に丈夫だと感じた。
先ほど紹介したシュラフの記事でも説明したが、通常繊維の太さは「デニール(D/DN)」という単位で表される。

生地が厚い方が耐久力は上がる、しかしその分重くなる。
Apollo Airの商品ページにもデニール数の記載があれば良かったのだが、DNの記載は無いので生地の繊維の太さで本製品の強度を判断することはできなかった。
とりあえず触った感じではとても丈夫そうだった。
⑤修理キットが付属されている
空気を入れて使用するエアマットレスの最大のリスクは、穴が空くことである。
穴が空いた瞬間、それはもうエアマットレスではなくただの重り、ゴミである。
なので修理キットの同梱はマストだと思っている。
わたしは既にテント補修用のリペアシートを持っているが、それでも新たに修理キットを買わなくてもいいのは有り難い。
※2023年5月19日追記
レンタカーで車中泊しながらヨーロッパを周遊していたのだが、別のエアマットレスに穴が空いてしまい困り果てたところにApollo Airの修理キットを使用したところ、無事に穴は塞がり快適な車中泊生活を再開することができましたとさ。
Apollo Airにまたまた助けられてしまった。

おわりに

ということで、Apollo Airの特徴を5つ紹介した。
車中泊や自宅使用でももちろん重宝するが、なによりも軽量&コンパクトが重視されるツーリングや登山、キャンプなどでその効果を最も発揮すると思っている。
エアマットレスは床からの冷気を遮断するだけでなく、睡眠時の快適性を左右する重要なアイテムなので、寝袋同様しっかりとした物を買って頂きたいと思っている。
Apollo Airをご使用の方を見かけたら声をかけさせて頂きますのでその時は楽しくエアマットレス談義を交わせればと思っている。
ではここまでお読み下さりありがとうございました!
他にもアウトドア関連の記事を書いているので、興味があれば是非ご覧頂きたい。



