
ヨーロッパを旅する前に知っておくべき西洋建築の知識として、今回はローマ建築について説明します。
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※明言しますが、西洋建築の勉強をしてからヨーロッパに行けば無学で行くより100倍楽しめます。
5回にわたってヨーロッパ30ヵ国以上を完全無学で周ってきた僕が言うので間違いありません(笑)
※「この部分がわかりにくいです」とか「これはどうなんですか?」などの質問やコメント等ありましたら遠慮なく下部のコメント欄からお問い合わせください!
前回の記事はこちら↓

本記事は「オーダー適用のバリエーション」を解説しています。
オーダー適用のバリエーション
この章の特に重要な点を挙げると以下の3点になります↓
➀パンテオン
②コロッセオ
③凱旋門
以下、建築作品に即してオーダー適用のバリエーション(実例)を紹介していきたいと思います。
ローマ人は「壁=アーチ構造」の表面に「柱=梁構造」の美学原理であるオーダーを、そっくりそのまま外装として貼り付けました。
例えばこちら↓

これはローマ時代に建てられたパンテオンですが、一瞬
コロッセオだけでなくパンテオンもそうで、元はもっと豪華な作りだったんです。
逆に言えば古代ローマ時代から1,000年以上経ったルネサンス時代でも建築材料として使えるほどしっかりした建造物だったのです。
③凱旋門
そして最後に、イタリアの首都ローマにある315年に建てられた古代ローマ時代の凱旋門です。
パリにある凱旋門のモデルになったオリジナルです↓

凱旋門は実用的な建築物では無いので、形態は純粋に美的な観点から決定されています。
【解説】ペデスタル(柱台)

オーダーはまたもコリント式オーダーがそっくりそのまま貼り付けられていますが、通常と違う点としてペデスタル(柱台)が使われている事です。
柱台(ペデスタル)とは柱の下にある背の高いベースです。
もはや柱礎とは別物ですよね↓

この柱台は、エンタブラチュアの高さを調整するのに非常に有用らしいです。
【解説】要石(かなめいし)
さあ、これで最後です。
要石(かなめいし)とは、アーチの最上部に取り付けられた石のことで、全体を固定する役目を持っています↓

さて!
以上をもって下の写真と説明を読んで頂ければ、何となくローマ建築の特徴がお分かりになると思います。

この凱旋門は中央に大きなアーチを、その両脇に半分の大きさのアーチをあけた分厚い壁体に、コリント式オーダーを貼り付けたものです。
中央アーチの高さは、要石(かなめいし)がエンタブラチュアの下端部にちょうど接するように、両側のアーチの高さは、要石が中央アーチの迫元(アーチとピアのつなぎ目部分)の下端部にぴったり接するように決められています。
これにてローマ建築の解説は終了です、お疲れ様でした!

では次に、ロマネスク建築の前に発展した初期キリスト教建築についてお話したいと思います。

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