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新築するなら絶対に【高気密住宅】にすべき理由を解説。

新築するなら絶対に【高気密住宅】にすべき理由を解説。 不動産素人のマイホーム購入への道
この記事は約14分で読めます。

高気密住宅のスゴさを一度知ると、自分の家のC値(すき間の大きさ)が一体いくらなのか、絶対に知りたくなります(笑)

「高断熱住宅」をひたすら褒めまくった前回の記事に続いて↓

新築するなら絶対に【高断熱住宅】にすべき理由を解説。
「耐震等級3」をひたすら褒めまくった前回の記事に続いて↓本記事では「高断熱住宅のスゴさ」について書いていきたいと思います。「初期コストが高くても高断熱住宅に住みましょう」という話をひたすら書いていくので、ウザイと思ったら遠慮なく他のページに...

本記事では「高気密住宅のスゴさ」について書いていきたいと思います。

「初期コストが高くても高気密住宅に住みましょう」という話をひたすら書いていくので、ウザイと思ったら遠慮なく別記事にでもワープしてってください(;^ω^)

高気密の重要性

さて、前回の記事で高断熱住宅は「屋内の熱を外部に逃がさない」「屋外の熱を内部に入れさせない」ことで、最低限の空調で一年中快適な住まい&光熱費が安いというお話をしました。

しかし壁や窓や天井が高断熱であれば快適な住環境になるかと言うと、決してそういうわけではありません。

高断熱材で完全防御した壁とか窓以外にも外部との熱交換を行う要素があるんです

そう、それが家のすき間なんです↓

実は住宅には色んなところに「すき間」があり、この「すき間」が非常に厄介なやつなんです(´⊙ω⊙`)

高気密(こうきみつ)とは、「すき間が少ない=密閉性が高い」と考えてください。

たとえ、室内の熱が外部に逃げやすい窓や外壁、床や屋根を超高断熱にしたとしても、家にすき間が多ければ(=気密性が低ければ)そこから外気がドンドン流入するのです。

外気が入るということは、屋内は「夏暑く」「冬寒く」なります。
しかもしかも、屋内に侵入するのはなにも外気だけでは無いんです…
もうほとんどホラーです↓

家の外には山ほどリスクが蔓延っており、奴らは家のスキマを見つけてズカズカと入り込んでくるのです。

そんな不快要素の一例である「花粉」や「PM2.5」、「排気ガス」に「悪臭」に「騒音」に「害虫」に至るまで、外部環境のあらゆる問題が高気密化で解決するのです。

まさに、高気密化は住民を守る最後の砦「シールド」と言っても過言では無いと思います。

一条工務店 不満 評判

高気密住宅に住み始めてから花粉症の症状が軽くなったとか騒音問題が無くなったとか、そーゆー情報は山ほど出てくるんです!!

だから高断熱化以外にも家のすき間を塞ぐというのも超重要なんです!!

・気密性能が低いと(C値が大きいと)、エネルギーロスが増え、無駄に光熱費が増える

・気密性能が低いと、すきま風以外にも害虫や騒音、花粉や悪臭も屋内に侵入する。

・気密性能が低いと、断熱材表面で結露する(つまり見えない場所でカビる)

・気密性能が低いと、換気の効率が悪くなる(つまり汚染物質が換気されないので健康に悪い)

ここまでの話をなんとなくでも頭の片隅に置いておいてください٩( ‘ω’ )و

また後で詳しく解説します!

※換気効率に関しては次の記事(換気編)で詳しくご紹介します。

気密に関するYoutube動画は、とりあえず「家のサプリ」さんの動画を観ていれば大丈夫です、ってくらいわかりやすいです。

気密と断熱を身の回りで例えてみた

さて、気密と断熱を身の回りの事象で例えるとどうなるのか、とても良いたとえが浮かんだのでシェア致します(∩´∀`)∩

真冬のスイスに旅行に来たあなたは、屋外は散歩するには寒すぎる(気温が低過ぎる)のでこの日のために買った超高級ダウンジャケットを着ることにしました。

ツェルマット マッターホルン
イメージに合致するイラストが無かったので、これ以降の画像は人体模型にダウンジャケットを着せています(笑)

ダウンジャケット内部に詰められているダウンは、ハンガリー産のホワイトグースの羽毛100%で、断熱性能は1000FP(フィルパワー)という最高級素材です。

※つまり、これが「住宅の高断熱化」ですね(∩´∀`)∩

人体模型の脳内では「これで余裕だろ(笑)」と思っています。

もう余裕こき過ぎちゃって真冬のスイスの冷気を「ザコ冷気」とか呼んじゃっています( ˘ω˘ )


余談ですがダウンに関する基礎知識に興味があればこちらの記事で紹介しています↓

【自称プロが図解付きで解説】購入前に知っておくべき寝袋の基礎知識①
こんにちは、寝袋に関しては自称プロであるRYOです。今回は"人生の良き友"である、寝袋のお話をします。寝袋を購入する際、理解できないくせに一応スペック表に目を通しますよね(笑) 表面はボックス構造採用 760フィルパワーのダウンを900g使...

自分に合ったダウン製品を買う目安になります!


さて、そんな超高級ダウンジャケットですから当然スイスの真冬でも寒くないはずです。

よし、準備は万端です!

しかし、実際にそのダウンジャケットを着て真冬のスイスを散歩してみると、めちゃくちゃ寒いのです。

「最高級のダウンジャケットなのになぜ?」

「スペック的には余裕なはずなのに…」

その答えは…そう、手首や首周りにすき間が多いからそこから冷気が入ってきていたのです↓

手首と腰回りはゴム状のものでキュッと締めてすき間を無くし、首はさらにマフラーを巻いてすき間を無くします。

そうして初めて高性能なダウンジャケットが活きてくるのです!

これと全く同じことが住宅の気密断熱でも言えるのです。

高気密 C値 気密性能

外皮(がいひ=建物の表面)の性能がどれだけ良くても(=高断熱にしても)、すき間が多ければ結局外の寒さ暑さが屋内に侵入するのです。

すき間を無くす(=高気密にする)のも非常に重要なんです(`・ω・´)ゞ

C値とすき間

気密性能は相当隙間面積(そうとうすきまめんせき)C値で表され、単位は(㎠/㎡)となります。

例えば、延床面積が100㎡の家に100㎠の隙間があった場合、C値が1.0になります。

50㎡の家に50㎠の隙間があってもC値は1.0です。

よくC値の説明で「ハガキ一枚分の隙間」などと表現されますが、それはハガキ一枚分の面積は"148㎠(10cm × 14.8cm)"なので、"148㎡(≒約45坪)の家のC値が1の場合は家全体の隙間の面積がハガキ一枚分くらいになる"、という意味で使われるのです↓

筆者が一条工務店で新築する家の建坪は約30坪(約100㎡)なので、C値が0.6の場合は約60㎠の隙間が存在する(100× 0.6 = 60)ということになります。

家全体のすき間が60㎠と言うと、ハガキ1/2.5くらいの大きさです↓

住宅素人の筆者としては家全体でハガキ1/2.5くらいしかすき間が無いと聞くと「ほぼ誤差やん」と感じますが、それでも色々と悪さをするのでスキマはなるべく小さい方が良いのです。

C値が高いとどうなる?

さて、「一般的な建売住宅でも昨今ではC値2くらいは出してくる」と聞いたことがありますが、C値が大きい(隙間が多い)のはもちろん大問題なのです。

例えば、熱気球を思い浮かべてください↓

気球が浮かぶ原理は、こうです↓

風船の中の空気を暖めると中の空気が膨張し、膨張した分の空気は入り口から溢れ出ます。

その溢れ出た空気の分だけ軽くなり、大空を飛ぶことが出来るようになるのが「熱気球」です。

熱気球の仕組みより引用)

何が言いたいかと言うと、暖かい空気は軽いので上昇するってことです。

ではC値が大きい(すき間が多い)家の真冬を想像してください↓

住宅には様々な場所にすき間があり、先ほどの熱気球と同様に、エアコンや体温で作り出された室内の暖かい空気は上に上がります↓

そして、住宅上部のすき間から温かい空気は外に逃げます(=熱気球に空いた穴と同じ)

ここまで大丈夫ですよね。

そして住宅上部のすき間から室内の暖気が外に逃げたら、その分どこからか外気が家の中に入ってきます。

出たのと同じ分だけどこかから入らないと、家の中の空気は減っていくばかりですもんね(笑)

さて、ではどこから入ってくるでしょうか?

そう、答えは住宅下部のすき間です↓


暖気が外に出るだけだと室内の空気が減る(圧力が下がる)だけですもんね。
暖気が外に出たぶん、気圧差を埋めるためにどこからか外気が入り込みます。

(これを負圧と言いますが)室内が負圧になると、別のすき間から外気が流入します。

上から暖気が抜ける、下から冷気が家に入る。

寒いのでさらに暖房を強くするとその分もっと上昇気流が強くなり、上部からさらに暖気が抜け下部からさらに冷気が入ってくるという悪循環が起きます。

そのため冬はいつまでも部屋が暖かくならないし、床は冷たいままなんです。

こんな時、低気密住宅の住人はなんて言うかご存知でしょうか?

なんという誤解、なんと気の毒なエアコンさんなんでしょう。

当然室内は寒いのでガンガン暖房をたきます。

すると・・・光熱費がガンガン上がります(´・ω・`)

もしこういうかわいそうな人を見つけたら是非優しく声をかけてあげてください↓
高気密住宅は結露しにくいんですよ
と、住宅会社の営業マンから聞いたことありませんか?

これは本当なんですが、「なぜ結露しにくいのか」はあまり説明されません。

実は住宅の寿命を大きく左右するのが「結露」と「シロアリ」でございます(・ω・)ノ

その結露を防止するのも気密性能の大きな役割です。

ということで、本ページでは「結露の仕組みとヤバさ」について解説したいと思います。

結露のメカニズム

まずは結露のメカニズムについて少し説明させてください。

結露のメカニズムをご存知の方は下の「続きを読む」をクリックせずに読み進めてください。

続きを読む(約3分かかります)

我々が一般的に言う「湿度○%」というのは「相対湿度」のことで、ある温度で空気中に含むことができる水分量(=飽和水蒸気量)というのは絶対的に決まっています。

乾燥 うるケア さらぽか

例えば気温20℃の場合の飽和水蒸気量は17.2gとなります↓

乾燥 うるケア さらぽか

つまり気温が20℃の場合は、空気1㎥中に17.2g以上の水分量を含んだら差分は全て液体の水として結露するってことです。

ということで、さっきの図の青い線より上の領域は全て結露します↓

高気密 C値 気密性能

例えば、気温が0℃なら空気1㎥に含むことができる水分の限界量は4.8gで、気温が35℃なら限界量は39.2gになります↓

図示するとこうなります↓

ここで(めっちゃ極端ですが)湿度100%で外気温0℃室温35℃の場合を考えてみましょう↓

室内と室外の間にある窓ガラスの表面温度は限りなく0℃に近いですよね(0℃の外気と触れ合っていますから)

室温は35℃で湿度100%なので空気中に含む水分量は39.2g/㎥ありますが、窓ガラス表面温度は0℃で0℃の飽和水蒸気量はわずか4.8gです。

35℃の空気は窓表面で冷やされて0℃になります。

もともと35℃で39.2gの水分を含んでいた空気が、0℃に冷やされて飽和水蒸気量4.8gになると、差分の34.4gは液体として結露します。

飽和水蒸気量以上の水分は空気中から追い出されて結露するイメージです。

では、室内の湿度が50%の場合の結露の量を考えてみましょう。

35℃の飽和水蒸気量は39.2gですが、湿度が50%なので空気中に含まれる水分の量は39.2の半分の19.6gです。

さっきと同様に計算すると、窓表面に結露する水分量は14.8g(=19.6-4.8)です。

というわけで、「温かい空気が冷やされた時に結露する」というわけです、簡単にですが結露のメカニズムを解説致しました!

では、気密性能と結露の関連性について解説しますd( ̄  ̄)

気密性能と結露の関連性

ここで吹雪の中に立つ低気密住宅をイメージしてください↓

高気密 C値 気密性能

室内は暖房を焚いているので当然暖かい、外は吹雪なので当然寒い。

低気密住宅はすき間が多いので、そのすき間から冷たい空気が暖かい室内に入ろうとします。

そのすき間周辺が暖気と冷気の交差点になるので、そこで温度差が生じて結露することになります↓

高気密 C値 気密性能

では壁の構造をもう少し詳しく見てみましょう↓

結露する部分を拡大したのがこちらです↓

高気密 C値 気密性能

こうして、長年結露が繰り返されていくと、壁に張った面材や断熱材がカビだらけになったり腐ってボロボロになったりするのです↓


(出典:2×4でも土壁でも同じ 壁の中の結露


(出典:セルロースだから壁内結露しないは間違い

このように、気密性が低いと壁内結露(=内部結露とも)などを起こす可能性も高いので、こういった理由からもすき間はなるべく少ない方がいいのです!!

余談ですが、高断熱編でもお話した通り、室内の熱損失は夏も冬も窓が最大です↓

高断熱住宅 Ua値 熱損失高断熱住宅 Ua値 熱損失
(出典:窓が住まいの中で熱の出入りが一番大きい

つまり、窓周りが最も結露しやすい場所と言えますので、窓が低断熱の場合は窓のサッシ周りもガッツリ結露し、内部の木材などが結露でボロボロになる可能性があります。

結露のことを考えると、気密だけじゃなく高断熱化も忘れないようにしてください。

つまり高気密高断熱はセットで行わないといけない、ということも忘れないようにしましょうね(”ω”)ノ

低気密過ぎると結露は起きない?

これまためっちゃ余談ですが低気密過ぎる住宅の場合、ほとんど結露は起きません。
なぜなら、外気温と室内の気温差があまり無いからです(笑)
外気温が0℃で室内が5℃の住宅は基本的に結露しないからです(`・ω・´)ゞ

中程度の気密住宅のように「すき間は多いがエアコンをガンガン付ければ室内は快適な温度になる(つまり内外の気温差が激しい)」というのが一番危ないんです。

目指すなら、低気密過ぎる住宅か高気密住宅かにしましょう!

気密測定

ここで気密測定のお話もしておこうと思います。

断熱性能値(UA値)は断熱材の種類と厚みで算出できるので、いわば実測値ではなく計算値なんです。

机の上でパソコンに向かって断熱材の種類とか厚みをカタカタ入力すれば、実際の住戸を見なくても断熱性能UA値は算出できるのです。

しかし家のすき間の量(C値)というのは完全に実測値なので、気密測定をしないとその家のC値というのは算定できないのです。

つまり何が言いたいかと言うとですね。
我々が建てる住宅は高気密住宅ですよ~
と言いながら、気密測定をしていないなんて論外なんですよ!!

しっかりと気密測定をしたうえで、C値が少なくとも1.0を切るくらいでないと高気密住宅なんて口が裂けても言ってはいけないんです(゚Д゚;)

以下、気密測定時の様子です↓


(出典:気密測定って 本当に必要なの?

気密測定は、上のようにバズーカ砲みたいなので家の空気をドンドン抜いていき、屋内外の圧力の増減を機械で測定して算出されます。

イラストで言うとこんな感じです↓


(出典:住宅の気密測定試験

ではここで気密測定の大体の流れをお伝えします↓(^ω^)

➀バズーカ砲(送風機)を準備する。

②屋内の換気口や給気口を目張りする。

③玄関や窓をしっかり施錠する。

④バズーカ砲(送風機)を始動し、家の空気をドンドン外に排気する。

⑤すると屋内が減圧されるので、圧力を保とうと家のすき間から外気が流入する。

⑥屋内外の気圧差や温度差、風量をからすき間の面積が算出できる。

って感じです。

では次に、測定時に目張りしてはいけない箇所を説明します!

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