「パン」はフランス語だった

「パン」って何語?
あなたは今まで考えたことがあるだろうか。
朝食で食べるパン。
パン屋で売っているパン。
焼きたてのパン。
我々日本人は人生で何万回も「パン」という言葉を口にしているはずなのに、その正体について深く考える機会は意外と少ない。
英語だと思っただろうか?
残念ながら違う。
パンを英語で言うと Bread(ブレッド) である。
では英語の Pan(パン) は何なのか。
実はフライパンの「パン」である。
もし海外で「I like pan.」などと言おうものなら、「こいつは調理器具が好きなのか?」と思われるかもしれない。
では我々が毎日のように食べている「パン」は一体どこから来た言葉なのだろうか。
その答えは突然やってきた。
筆者がフランス語を勉強していた時のことである。
テキストを読んでいると、
Le Pain(ル・パン)
という単語が何度も何度も出てくる。最初は「フランス人はパン屋の名前ばかり話しているのか?」と思った。
しかし違った。
調べてみると Pain(パン) とは、フランス語でそのまま「パン」を意味する単語だったのである。
なんということだろう。
我々は子供の頃から何の疑問も持たずに「パン」と呼んでいたが、その正体はフランス語だったのだ。
言われてみれば、パン屋にはフランス語が異常に多い。
例えば、
などは全部フランス語である。
オシャレなパン屋ほどフランス語率が高い気がするのは気のせいではなかったのだ。
確かに、「田中パン店」より「Boulangerie Tanaka」の方がなんか美味しそうである。
何を言っているのか分からないかもしれないが、まあそういうことだ。
英語だと思っていた言葉が、実は遠いヨーロッパからやって来た言葉だったと知る瞬間はなかなか面白い。
普段何気なく使っている言葉の中にも、まだまだこういう発見が隠れているのかもしれない。
以上。



