
RYOです
今回は中国の一人っ子政策の概要と本政策が招いたいくつかの問題点をご説明しようと思います。
一人っ子政策って昔の中国の話でしょ(笑)
って思った人挙手!はーい(←筆者
いえいえ、一人っ子政策が終わったのは2015年なんですよ!(超最近やった…
※2023年現在では「全ての夫婦3人まで出産可」となっています。
一人っ子政策ってなあに?

説明する必要もないくらい有名な単語ですが、一人っ子政策について簡単に説明します↓
一人っ子政策とは中国が1979年に施行した政策で、急激な人口増加を抑えるため一組の夫婦につき子どもは一人までとした人口抑制対策のことです。
こちらの記事によると、

一人っ子政策を遵守した夫婦は以下の特典が得られたと言われています↓
①月収の約1割の奨励金を子どもが14歳になるまでもらえる
②学費免除
③学校への優先入学
④医療費の支給
⑤就職の優先
⑥都市部における住宅の優遇配分
⑦年金の加算
めちゃくちゃ手厚いじゃねえかあぁぁ!!!
かなり手厚い特典ですね、そこまでして人口を増やしたくなかったのかと驚かされます。
一人っ子政策の問題点

人口抑制という意味では効果がみられたものの、一人っ子政策には多くの問題点がありました↓
- 赤ちゃん売買
- 超わがままなガキが出現
- 子どもはステータス
- 少子高齢化
- 農村部での働き手
- 男女比のひずみ
それぞれ説明します!
➀赤ちゃん売買

まず、一人っ子政策を無視して第2子を生んだ際の罰金額は平均年収の3~6倍と超高額なので、第2子が産まれたら密かに人身売買されていました。
※2023年現在だと、出産育児世代の平均年収は約400万円弱なのでその3~4倍と言うとザックリ1200万~1600万円の罰金になります。
よほどの金持ちでもない限り、罰金食らった時点でその後の人生もハードモード確定です(´・ω・`)
また2人目から科す罰金の額が非常に大きいものだったので、国としても(莫大な罰金が取れることから)貴重な財源として一人っ子政策をやめる理由は無かったようです。
②超わがままなガキが出現

一人っ子政策時代に産まれた子供は小皇帝とも呼ばれ「6つのポケットを持っている」と言われます。
つまり、両親とその両親の計6人の尊属の愛情を一身に注がれて育つので、超わがままなガキになります(^ω^)
小皇帝「ねーパパー、あの鳥みたいに空を飛んでみたいな」
両親「人間は空飛べないんだよ~」
小皇帝「嫌だ嫌だ嫌だ!!!せめてスカイダイビングしたいよおぉぉぉ!!」
両親「うーん、仕方ないな~。最初で最後だよ?」
小皇帝「ねーママー、フランス料理って美味しいの?」
両親「うーん、ママも食べたことないの。結構お高いから…」
小皇帝「食べたい食べたい食べたい!!!友達が美味しいって言ってたんだもん!!!」
両親「・・・。じゃ、じゃあ、今年のあなたの誕生日はフレンチにしましょうか…」
なんせ一人娘(息子)なので、親としては絶対に嫌われたくないわけです(笑)
こんな小皇帝世代がそのまま大人になったらどんなことになりますか?
小皇帝「は?尖閣諸島っておれらの領土だろ!!他人の領土を自国領土として主張するなんて、日本人ってほんと非常識で自己中心的な国民だなあ」
となりそうです(/・ω・)/
③子供はステータス

都市部では罰金を払ってでも出産する家庭があり、それが豊かさの象徴となり、自分の子供をステータスとして保有する家族が増えました。
なんせ2人目産んだら1,200万~1,600万円の罰金ですから、ほんとに豊かさの象徴なのです。
富裕層の間ではいわゆる子どもの数を巡ってマウント合戦が繰り広げられるわけですな。
富裕層「あらぁ、あなた3人も子どもがいらっしゃるの~?大変でしょうね~、うちも5人いるから気持ちわかるわ。ほんと家計が火の車よね~(笑)」
富裕層「自分で産んだ子どもが愛おしくてね~わたしたち夫婦は罰金払ってでも子ども欲しいのよ~。で、あなたは何人産む予定なの?」
LINE NEWSで、経済破綻した北海道夕張市を立て直す中国人の記事があり、そこに載っていた「日本移住を決めた理由」が一人っ子政策でした。
中国では当時、政府が「1夫婦に1人しか子供を生むことを認めない」といういびつな政策があった。資源不足などへの対策として人口急増を抑制する目的だ。
鄭さん夫婦には既に長男がいたが、2000年に妻が次男を妊娠した。地元当局者は厳格な政策順守を求め、連絡してくる。
「流産させろ」。妻が人工妊娠中絶手術を強制的に受けさせられそうになり、決断した。「日本で産むしかない」
(原文ママ)
ということで、一人っ子政策がいかに恐ろしいかがわかるエピソードでした。

④少子高齢化

ある一定期間(36年間)、一組の夫婦から産まれる子供はずっと一人でした。
一人っ子として育てられた夫婦は「そもそも2人目を産むなんて考えたことが無い」と言い「子供は1人で十分」と、大抵の人はそう考えています。
そんな状況の中「一人っ子政策やめたので2人目3人目産んでもいいですよー」なんてやっても
いや1人でも結構キツイっす(´・ω・`)
となり、現在少子化が加速しているらしいのです。
現代の中国人の多くは「子どもはコスト」と考えています。
⑤農村部での働き手

農村地帯では「働き手が欲しい」などの理由から、第1子が女の子の場合は産まれなかったことにして地面に埋めるということが普通に行われていたようです。
また、産まれたと報告できない第2子を産むことで「戸籍のない中国人」も大量に産まれました。
これら戸籍のない中国人は学校にも通えず病院にも行けません、なぜならこの世にいないことになっているのですから(゚Д゚)ノ
2017年の時点でおよそ1,300万人の中国人が無国籍と言われています。
⑥男女比のひずみ
そして自然の摂理を覆したあるデータがあります。
女100人に対して男113人
これがどれほどヤバい事なのか、筆者にはイマイチピンときません。

しかし専門家に言わせれば、普通は女100人に対して男103~107人と言われるらしく、男113人というのは
明らかに人為的に操作された結果だ
とのことです。
つまり「どうせ一人しか産めないなら跡継ぎとして男を残したい」と考えた夫婦が多かったという事です。
じゃあ女の子が先に産まれたら?
ご想像にお任せします。
2016年末の中国の人口で「結婚したくても結婚相手がいない」という男性は約3,300万人いると言われています。
一人っ子政策のその後
さいごに、一人っ子政策のその後のお話をします。
1979年に一人っ子政策が始まりました。
2014年には「夫婦のどちらかが一人っ子の場合2人まで出産可」となりました。
2015年には一人っ子政策が正式に廃止されました。
2016年には「全ての夫婦が2人まで出産可」となりました。
2021年には「全ての夫婦3人まで出産可」となりました。
国(党)が「○人まで産んでもいいよ」と許可するなんて不自然極まる話ですよね。
とは言え2021年の出生数は中国建国以来最少で、今後の人口はインドが世界一になるのが確実視されています。
おわりに

以上のように、一人っ子政策自体は人口抑制対策として効果はあったものの、現在の中国には結婚適齢期の男性が3,300万人以上余っているというのが現実です。
だから中国人は外国の色んな町に中華街とか作って現地の女性と結婚するんですかね?
今後はそれを確かめてみようと思います(笑)
ここまでお読み下さりありがとうございました。





